今年、弦巻小が80周年をむかえます。
IBASHOも加わるPTA有志により、80周年非公式連動企画
弦巻小3世代MAPプロジェクトをスタートしました!
参考にお借りした、他の3世代マップです。
このプロジェクトを実現したいと思った理由は、開校80周年をきっかけに、80年間、学校を見守ってきてくれた地域とのつながりを子ども達と一緒にあらためて発見していきたい、と思ったからです。
2020年3月から約3年間、私たちはパンデミックによって多くの社会参加の機会を奪われてきました。その中でも、弦小は先生方やPTAがさまざまな工夫を凝らして、「いまできること」を常に考え、子どもたちのケアをすすめてきてくださいました。そんな弦小の80周年という節目で、今までの経験をふまえて、子どもたちの声を聴きながら「できること」をさらに探している大人の姿は、コロナ下で子どもたちにできる最高のプレゼントだと思います。
そう思うようになったきっかけは、昨年、弦小を卒業した6年生の言葉です。卒業式の後に「やきにくないけど楽しもう会」と称したさよならパーティを実施した時、企画段階で、多くの子どもたちが「どうせ〇〇はできないよね」というネガティブな言葉を使っていました。それらの言葉を聞き流すことができな かった私たちは、子どもの声を聴く専門家でもあるかんぺーさん(世田谷区の外遊び推進員・弦小学校運営委員)のアドバイスを受けながら、彼らが本当には何を欲しているのか耳をそばだてました。その中で、子どもたちからは「もしかしたら、こうやればできるかもしれない」という声が徐々に出るようになりました。それは「どうせバーベキューできないよね」と話していた子どもたちが、「やきにくないけど楽しもう会」 というタイトルにしたことにも表れています。コロナ禍を過ごした彼らは、小学校を卒業していきましたが、私たちに大切なメッセージを残してくれました。それは、「どうせ」という諦めの言葉は、「もしかしたら」という希望に変わり得るということです。その子どもの力は、大人のコミュニティを大きく変えていく力を秘めています。
このプロジェクトを通して、子どもたちの声に耳を澄ませて、さまざまな大人が関わり合い、これから子どもたちが生きていく未来の風景を描くことができればと考えています。
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