放課後の居場所は、たからばこ
子どもたちの放課後を、一緒に考えませんか?
IBASHOとは、小4の壁をきっかけに、世田谷・弦巻小で生まれた保護者たちのゆるやかなネットワークです。
共通の願いは ”子どもたちのすこやかな自立”
今日よりもちょっと良い明日をつくるため、地域・学校・行政と協力しながら
今できることを考え、実践しています。
メンバーの共通項は、活動への共感のみ!参加のかたちは人それぞれ。
興味を持って頂けたらお気軽にお問い合わせください。
活動拠点は、弦巻小および学区周辺(駒沢はらっぱプレーパーク、松陰神社通り商店街など)です。
ピックアップ!
●松陰神社通りのみちあそび 次回は2023年12月10日(日)!
お知らせ
●R6年度スタートの(仮称)世田谷区教育振興基本計画策定に向けて、子どもの意見をとどけました。
●「都市社会研究」第14号に活動報告が掲載されました。
●松陰神社通りのみちあそびを毎年12月に実施しています。
●共悦マーケット子どもプロジェクト開催(2021.10.16-17)
●新BOP学童クラブ一部民間委託案(区)についての意見を伝えています。
区の学童クラブ新施策として一部民間委託案が検討されています。子どもたちのより良い放課後環境をかなえるために、一緒に考えてみませんか?
●小冊子「放課後の居場所はたからばこ」発行・配布中
●「水曜日遊びDAY@駒沢はらっぱプレーパーク」実施中
学校が早く終わる水曜日。せっかくだから外でいっぱい遊ぼうよ!駒沢はらっぱプレーパークで待ってるよ。行き慣れない子は、待ち合わせしてご一緒に。おとなはおとなでおしゃべり井戸端会議やっています。どなたさまもお気軽にどうぞ!
●その他、不定期に興味を持ち寄って集まっています。
「子どもの権利条約」「性教育」「ICT」etc...
これまでの活動
「弦巻小80周年連動企画3世代マップ&劇プロジェクト」(2022)
「都市社会研究 第14号」(せたがや自治政策研究所)に掲載(2022.3)
「共悦マーケット子どもプロジェクト」(2021.10)
「放課後の居場所はたからばこ」小冊子発行(2021.3)
「松陰神社通りのみちあそび」(2020.12〜)
「家で、まちで、あそぶ姿からみえてくるー子どもの声を聴いてみよう」神林俊一さん(2020.11)
「理科実験室」水渡敬子さん(2020)
「子どもの声発!IBASHOの遠足」(2020.8)
「巣ごもりの日々」ブログ連載(2020)
「世田谷まちづくりファンド(まちづくり活動部門)」(2020〜)
「子ども会議」神林俊一さんほかファシリテート(2020.3)
「ひとりでできる 子どもキッチン」上田淳子さんの子ども料理教室(2020.3)
「学校休校に関する世田谷区の対応への応援アクション」(2020.3)
「助産師さんと考える どうする?わが家の性教育」森田もえさん(2020〜)
「新BOPの充実化を求める要望書」区長・教育長へ提出(2019.11)
「演劇WS あそびずかん」劇団ハコブネ(2019)
「夏休みの過ごし方についてのアンケート」(2019.10)
「思春期の子育て講座」NPO法人ハートフルコミュニケーション(2019〜)
「IBASHOの遠足」(2019.8)
「世田谷区子ども基金」(2019-2020)
「世田谷まちづくりファンド(はじめの一歩部門)」(2019)
IBASHOについて
世田谷区立弦巻小学校を拠点に2019年3月から活動しています。
子どもは、主体的にのびのび遊び、仲間や、まわりにいる多種多様な人たちと関わりあうことで、自らの心と身体を育みます。
ですが今、まちのどこででも自由に遊べる寛容も、近所の人が自然に見守れる環境も、保護者が子どもを放てる安心も、当たり前のものではなくなりました。
だからわたしたちは親(保護者)として、今できること、今しかできないこと、保護者だからできることを、考え、実践しています。
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設立趣意
当サークルは、学校、地域、行政と協力して、4年生以降の高学年児童が地域社会の中で安心し遊び学べる居場所と、保護者同士の協力のための場を作るために2019年3月に設立されました。
思い起こせば小学校入学時はまだ幼さが残る子どもたちでしたが、「4年生の壁」という言葉もあるとおり、この頃から勉強が難しくなり、また反抗期を迎える子どももいます。 そうしたまさに不安定なタイミングで、世田谷の小学校では学童保育が終了し、新しい生活を各々の家庭の自助努力で構築するよう促されています。
しかし、現実においては弦巻小学校では共働き家庭が増え続けており、それに応じて学童やBOPへの保護者のニーズも、学童を終えたからと言って無くなることもなく、むしろ逆に高まっていると思われます。にもかかわらず、変わらぬ制度の枠の中で、新しい生活環境の在り方を構築する余裕もないままに、 子どもも保護者も、それを見守る学童・BOPの側も、それぞれの事情を抱え、悩みを抱え込んでいるのが現状です。
いま、子どもたちの放課後から失われつつあると言われている「サンマ」=3つの「間」をご存知でしょうか?それは、「時間」「空間」そして「仲間」です。このサンマの喪失は、友達との関係を工夫する知恵や豊かな想像力を育む機会を奪います。
元来、子どもはたくましく、そこにいるだけで可能性を見せ、大人に力を与えてくれる存在です。同時に、自立を果たすまでは、絶対的に弱く、それゆえ守られるべき存在でもあります。
わたしたちは守るべき子を持つ大人として、高学年の子どもたちがいま必要とする豊かな放課後を手にいれ、自分たちの子どもとその周りの全ての子どもたちのより良い育ちを支えたいという願いを共有しています。
そのためにいま私たち大人ができることは、なにをおいてもまず、学童、学校、保護者、地域が連携し、子ども達が安心して遊び学べる「場」を提供することです。さらに、各々の家庭内に悩みや心配を閉じ込め、保護者が孤立しないように、交流や協働の場を作る活動をしていきたいと思います。
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サークル立ち上げのきっかけ
今まで学童に通っていた3年生が4年生になると、学童保育が終了します。学童保育が終了するにあたり、まず考えたことは、長期休みのお弁当をどうするのか?夕方5時以降(冬は16時半以降)子どもたちはどう過ごすのか?ということでした。同じくして、子どもたちはぐっと大人になり、思春期を迎えます。そして、今までとは違う子育てのステージに入ったことを実感します。しかし、せわしなく過ぎる日々の生活の中では、そのことを考える余裕もなく、不安を抱えていたとき、助けてくれたのは、仲間の声でした。
「私も不安に思っているよ。一緒に考えよう。」
そうして始まった活動ですが、みんなで話していくうちに、この話は「学童終了」という話だけでなく、すべての子どもたちに共通する「放課後」へのまなざしであることに気づきました。そして、また、想像していたよりもはるかに、人の力はあたたかで、場の力がゆるやかに広がることに気づかされました。子どもたちが安心して学び遊べる居場所作りについて、親もまた楽しみながら考えていければと思っています。