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陽々

共悦マーケット子どもプロジェクト:大人の役割

 今回、子どもたちの声からはじまったこの企画を子どもたち自身でどうやって実現できるのか、大人のサポートがどこまで必要なのか、そんなことを考えるところからはじめました。なぜなら、今回、サポートしている団体が「IBASHO」だからです。わたしたちは、2019年に弦巻小学校PTAサークルとして高学年の居場所づくりを考えるサークルを立ち上げました。目指しているのは子どもたちのすこやかな自立です。

2年間さまざまな活動をしてきました。2020年12月には子どもの居場所にかかせない松陰神社商店街で「みちあそび」を実施させていただきました。ここで、私たちは地域の中で子どもが育つ風景を共有しました。きっかけさえあれば、子どももそして地域も躍動しはじめることを目の当たりにしました。

「子ども主体」という言葉を行政も学校もそして保護者もたくさんつかいます。子どもにかかわる多くの人たちが、頭の中ではそのことを目指しています。にもかかわらず、「子どもの声」が大人の都合でかきけされている場面はたくさんあります。 IBASHOが活動の中で、一番大切にしているのは、 子どもの声に耳を澄ませる、ということです。

今回のプロジェクトでもそうありたいと願っています。そして、そのことの難しさを日々実感しています。なぜなら、気をぬくとすぐに「子どもたちのためを思って」、手出し口出しをしてしまう自分がいるからです。とくに「演劇」という表現活動のサポートには大いに頭を悩ませています。いま、仲間同士で話しているのは、そういう自分たちがいることをまずは知ろう、そして、答えのないやり方にゆらぎながら子どもたちにつきあってみよう、ということです。

子どもたち、がんばっています。同時に、大人も、いままで当たり前のようにやってきた自分の何かと格闘しながら、がんばっています。共悦マーケットの人々のあたたかさに包まれて、できたことを喜び、失敗したことを笑い飛ばせる、そんな時間を過ごせるのもあとわずか。10月8日(金)の放課後から本番(16日17日)までほぼ共悦マーケットにいます。

少しでも興味があれば、ぜひ遊びにきてください。


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